子育てに疲れたパパ・ママへ あたまの転換で子どもに良い影響を

子どもへの有効な対応方法

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監修/久保田千鳥:ちどりこどもクリニック院長、小児科医

落ち着きがなく、思いつくとすぐに行動!注意が移りやすい子どもへの有効な方法

例えばこんな行動

例えば・・・小さい頃は、とにかく活発で、特に2歳くらいまでは、いつも走り回っていました。

  • 足をブラブラさせたり、体をゆすったり、いつもどこか動いている。
  • 一人でパ~っと、どこかへ行ってしまい、迷子になりやすい。
  • 自由遊びの時、お友達が使っているおもちゃを取ってしまう。
  • 姿勢が悪く、座っているとイスからずり落ちてしまう。
  • 課題の時に、先生やお家の人の説明が終わる前にやり始めてしまう。
  • 人が話している途中で、自分の言いたいことを話しだしてしまう。
など

本当はどんな子なの?

やりたいことが頭に浮かぶと、気持ちをコントロールすることが苦手です。
良くないことは分かっていても、勝手に体が動いてしまうので、何度も同じことを繰り返してしまいます。体がムズムズして、ジッとしていることが苦痛です。いろいろなものに気が向いてしまうのも、自分では止めようがありません。

どんな支援が良いの?

きちんと座らせたい!!
動きたくてウズウズしてしまうのが特性なので、例えば足をパタパタ動かしていたとしても「イスに座る」というルールが守れているなら「頑張ってちゃんと座っているね♪」と褒めてあげることを繰り返してあげましょう。
また、体を思いきり動かした後だと、少し落ち着きやすくなるお子さんもいます。
何度注意しても同じことを繰り返す!!
悪気はないのに、その時になると注意や約束が頭から抜けてしまい、同じことを繰り返してしまいます。注意ばかりされていると自信がなくなったり、否定された怒りだけが強くなってしまいます。・・・「順番だったよね」など、注意や約束事を思い出せるような声かけが有効です。そして、少しでも守れた時には、たくさん褒めてあげましょう♪
片付けの途中に、別の遊びを始めてしまう・・・

見えたもの、聞こえたものが気になってしまうのが特性です。注意がそれたことを指摘するのではなく、「あれ?お片付けできたかな??」「お片付けが終わったら、おやつにしよう」など、すべきことを思い出させ、それをやる気になるような声かけができると良いですね♪

それでも進まなくてイライラ!!なんてこともあるでしょう。そんな時は「じゃ、お母さんも一緒にやるからA君も手伝ってくれると助かるな~」というような声かけをして、一緒に片付けるようにする方がスムーズな事も。そして、片付けられた時には、ありがとう♪頑張ったね♪など、褒めてあげて下さいね。